コミュニケーション戦略策定の9つのプロセス


企業の販促活動は顧客との対話です。
どのように対話をするかを設計するのが
コミュニケーション戦略。

そのコミュニケーション戦略の策定方法は、
9つのプロセスで実施することが一般的のようです。


1.ターゲットの明確化(誰が目にするのか?)
 その企業の商品やサービスを受ける人は誰なのか?
 より詳細にターゲットは設定した方がいいです。
 多くの企業はターゲットを細分化することを恐れますが、
 広くターゲットを設定し誰にでも届くメッセージと言うのは
 誰にも届かないメッセージとなってしまうことが多いのです。

2.コミュニケーションの目的明確化
 ターゲットを選定したらそのターゲットにどのようなアクションを
 とっていただくことを目的とするのか、コミュニケーションのゴール
 を設定します。そのゴールは最終的なゴール(購入など)に加え、
 マイルストーンのように超えやすいゴールも設定していく方がいいでしょう。
 「まずは資料請求をしてもらう!」などです。

3.伝達メッセージの決定(何を伝えるのか?)
 ターゲットが明確になり、そのターゲットのアクションのゴールも
 設定できたら、どのようなメッセージを伝えることでそのアクションを
 とってもらえるかを考えます。企業の主張ばかりだけではなく、
 そのターゲットの本当にほしい情報は何か?どんな情報が琴線に触れるのか?
 自社の商品やサービスを裏付ける第三者的な情報はあるか?などを
 考えるべきだと思います。

4.コミュニケーションチャネル選定
 コミュニケーションチャネルはたくさんあります。
 以下のようなものの中から選ぶことになります。
  広告・・・認知〜興味形成を目的としている
  販売促進・・・認知〜行動を目的としている
  ヒューマンセールス・・・見込み客への説得、販売締結
  パブリシティ・・・意思決定の緩助、ハク付け
  クチコミ・・・双方向コミュニケーションでの知識の伝達と意思決定の緩助

5.コストの試算
 かけるコストに対して、どの程度の反響、成果が見込めるのか、
 まずはテスト的に実施してみることをオススメします。
 広告などは難しいかもしれませんが、実際にそのターゲットの方に
 広告を見てもらい意見を聞くだけでも見えてくるものがあるはずです。

6.コミュニケーションミックスの構築
 コミュニケーションチャネルはひとつで完結することは殆どありません。
 多くの場合は混ざり合って複合的に顧客との対話を設計していくことに
 なります。

7.実施
 実際のコミュニケーション施策を実施します。

8.結果の測定
 最初は早いスパンで、軌道に乗っても半年に一度は結果をしっかりと
 検証し継続的に改善をしていくことが大切です。
 結果を検証するためにもコミュニケーション施策は数的に測定可能な
 要素を入れておく必要があります。

9.改善
 定期的な改善で顧客との対話の好循環を目指しましょう!




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